今目指すべきはDX人材
こんにちは
今回は2023年の今目指すべき人材に関してお話をしていきたいと思います。
時代が変わると求められる人材というものは変化します。
バブルの時期はどの業界でも働き手は「金の卵」と呼ばれ、ある程度働ける人材であればどんな方でも活躍し、報酬がもらえる時代もありました。
バブルが崩壊すると就職氷河期が訪れ、「高学歴」であること、「がむしゃらに働ける事」などが重宝されました。
そして令和になり、その働き方、求められる人材にも変化が起きました。
企業はイメージを良くしようと残業をさせないように働きかけるので、社員には「最小の労働時間で最大の効果」を求めるようになりした。
そんな効率化・生産性を求められる中でどんな人材が求められているのでしょうか。
今目指すべきは人材、それは、DX人材です。
DXとは
昨今DXという単語は良く耳にする事が増えたかとは思いますが、簡単に説明します。
DXとはデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略で、
「人間的な視点に基づき先進的なデジタルテクノロジーを戦略的かつ効果的に導入・活用することで、企業の事業活動や社会生活における種々の活動をより良い方向に変容させていくこと」になります。
簡単に説明しますと「デジタル技術を活用できる人材」となります。
デジタル化と言われる事もありますが、定義的には違いますので、注意しましょう。
デジタル化がデジタル機器を導入する事だと定義すると、DXは導入したデジタル機器を使いこなし、日々の業務を効率化する、イメージになります。
人手不足や生産性が求められる今の社会で、DXを使いこなせるDX人材の需要は非常に高くなっていると言えます。
次の章では各職種ごとに具体的なDX人材の例をお話します。
営業職におけるDX
まずは営業職におけるDXとなります。
営業職は物やサービスを売る職種と思われていますが、それは氷山の一角で、様々な付帯業務が発生している職種です。
その上得意先との関係もあり、突発的なトラブル等も発生するため、いかに仕事をDX化するかで自分の負担も変わります。
具体的には、CRMと呼ばれる「顧客管理」やSFAと呼ばれる「営業支援ツール」などがあります。
名刺管理から顧客情報の管理、引継ぎ情報などの顧客管理は紙ではなく、データにして共通のプラットフォームで管理するのが一番です。
また、営業支援ツールとして売上予測や販売状況の分析等多くの恩恵をうける事ができます。
重要なタスクに重点を置き、やらなくていい仕事はDX化を進めましょう。
営業DXを導入し、生産性の高い人材を目指しましょう。
生産・技術職におけるDX
続いて生産・技術職におけるDXになります。
生産におけるDXは営業現場より導入されやすいです。
なぜなら、生産現場の方が商品の利益に大きな影響を与える事ができるためです。
営業のDXは数字的な観点での評価が難しいですが、生産現場では1個当たりのコスト等、簡単に試算する事ができます。
そして、昨今電気代の大幅な上昇により、生産コストは大きく上昇しております。
生産効率を上げる事ができなければ、値上げをするか、生産量を上げて生産コストを下げるしかありません。
具体的なシステムとしては「AI導入によるシステムの精度向上」や「機器の自動化による業務効率化」等があります。
製造業では特に人手不足が顕著に現れておりますので、DX化はマストだと言えるでしょう。
もしあなたが機器を導入できるポジションでなかったとしても、機器を使うのは現場になります。
積極的に意見し、日々の業務でどこがDX化できるかを考えられる人材を目指しましょう。
企画・マーケティングにおけるDX
続いて、企画・マーケティングにおけるDXをご説明します。
企画職の方こそDXを取り入れるメリットは「顧客データ」「販売データ」の管理が簡単になるためです。
マーケティングの仕事において、情報の収集、そして分析は最も重要な仕事の1つです。
市場のデータ、売れている商品、自社品の販売進捗等、分析するデータが多い中、それを使いこなすツールも当然必須になります。
会社の方向性を示すマーケティングの仕事で、情報の正確さ、そして情報収集のスピードを上げるためにはDX活用が必要です。
BtoCが主な企業では顧客管理のDX化が必要でしょうし、BtoBのビジネス体型では市場分析のDX化などが必要になってきます。
特にBtoB営業では日本の昔からの文化「足で稼ぐ」「顔を合わせて商談する」という風土がまだ残っているため、それをどう変えていくかも企画の今後の課題かもしれません。
DX化を進め、販売管理をスマートに運営しましょう。
DX人材になるために
では、具体的にどのようにどのようにDX人材に変化すればいいでしょうか。
ここでは2点ご報告したいと思います。
1つ目は「DXリテラシー研修をうける」というものになります。
昨今、「2025年の崖」というフレーズが聞かれますが、これは2025年までに既存のシステムが老朽化(レガシーシステム)して使えなくなるという事や、エンジニア不足により、2025年に大きな経済的なダメージを受けると言われているものです。
それに対応すべく、各企業ではDX部署を新設したり、DX研修を行ったりしています。
自社で研修がある際はそれで問題ありませんが、自社にその危機意識がない場合は個人で研修やセミナーに参加することをお勧めします。
また、難易度は高いですが、エンジニアではない職種の方もプログラミングの勉強は進めておいて損はないでしょう。
2つ目は「他社の事例に注目する」です。
どの業界にも保守的な会社、先進的な会社がありますが、このDX化に関してはどの企業も考え方は同じはずです。
日経新聞にもDXの記事は多く取り上げられていますので、それを意識してインプットするのが早いでしょう。
また、自分の業界にいる他企業は問題点も似通ってきますので、他社がどのような動きで問題解決をしようとしているかアンテナを貼るのは、問題解決の近道となるでしょう。
まとめ
本日はDX人材に関してお話をしました。
現在の会社の中でもDXの波は来ていると思いますので、その波にいかに乗れるかがポイントです。
間違っても既存のシステム、やり方だけに固執していてはいけません。
DXの観点を持ち、社内外に一目置かれる「魅力的な人材」を目指しましょう。
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